紅城中学

学生がまともに勉強できない理由は…匂いでした。中国メディアはネット掲示板で「臭すぎる」と書かれた中学校に取材に訪れたところ、学習環境の改善が約束されたとのことです。

2014年5月4日、南方農村報によると、広東省のある学校ではキャンパスに臭気が充満し、学生はマスクをつけて授業を受けている。

先日、ネット掲示板に「広東省汕尾市海豊県の紅城中学が臭過ぎる。学生はマスクを付けて授業に出るしかない」との書き込みが寄せられた。同校在校生の訴えだった。

Record China
衣料品工場

取材に訪れた記者によると実は学校の200m程度離れたところにゴミ収集所があることや、いくつかの衣料品工場が存在しそこから発生する煙などで大変な悪臭が漂っていたとのことです。

中国メディアの取材をうけ地元の公用事業局局長は悪臭問題を認めゴミ収集所の移転と、移転までの清掃を徹底させること、また違法工場だったのか衣料品工場の3施設について生産停止の処分を下したとのことです。



この中学校についてグーグルマップで調べて見たところ、確かに北側にゴミ収集所のようなものがあります。しかし、マップを動かしてみると中学校があるのは街の環状線に位置し周囲はマンションや商業施設が立ち並ぶとう人口密度が比較的高そうな街でした。
公害は当然ここ数ヶ月以内に発生したものではなく、周辺の住民は相当長い間苦しんでいたと思われます。

街を作るシミュレーションゲーム、『シムシティー』でも「ここにゴミ収集所は置かないだろう」というレベルなのですが、 今回の対応で少しは匂いが解消されるのでしょうか。