古着回収

衣服を無料で回収したり、もしくは一定の量を幾らかで買い取ってくれるお店がありますよね。実はこういった衣服なのかは不明ながら、一部が中国へ密輸され現地で販売されていることが明らかになりました。(写真は参考資料)

2014年5月8日、中国紙・時代周報によると、日本や韓国で廃棄された衣類が業者を通じて回収された後、中国へ密輸され、再び販売されていることが明らかになった。

廃棄された衣類は日本や韓国、さらには欧米諸国からもコンテナに詰め込まれ中国へ運ばれており、その中には子供服も少なくない。

Record China
今回明らかになったのは欧米、日本、韓国といった国々で廃棄された衣服が中国へ密輸されているというものです。中国メディア、時代周報によるとこれら衣服は中国では1着あたり2~3元(約32~48円)、状態の良いもので数十元で販売されており、特に若者の間では日韓から密輸された衣服が人気を集めているとのことです。

中国で販売をおこなっている業者は「(日本、韓国への) 輸出用商品」「工場流れ品」など訳あり商品と称し安価で販売しているとのことです。

中国では過去2009年に村ぐるみで古着のヤミ取引していた広東省陸富市の村が摘発されています。取引していた古着はいずれも密輸されたもので、1980年代から行なわれていた闇のビジネスだと言われています。この村では1万世帯が取引に従事しており、年間1億着以上が取引されてたいとされています。


日本で行なわれている古着回収は「工業用雑巾や車の内装材としてリサイクルされる」「海外で再利用される」と記載されている場合がほとんどです。また合わせて「海外で販売される」と書かれていることもあるので、気になる方はどのように扱われるのか確認したうえで廃棄されたほうがよいでしょう。