
技術発展により火星など他の惑星に探査機が送り込まれていますが、地球の微生物が付着しており他の惑星を汚染する恐れがあると指摘されています。ここ最近の研究で微生物は宇宙空間に直接さらされても長期間生きていられることが明らかになっています。
NASAは火星に複数の探査機を送っているほか、氷で覆われた木星の衛星、エウロパの探査も計画している。また、土星の衛星エンケラドスに海が存在する可能性についても調査を進めている。これらの試みは、こうした惑星や衛星に生息する生命体の発見を目的としたものだ。こうした探査結果に地球由来の生命体が紛れ込むことを防ぐため、NASAは探査船を宇宙に送り込む前に、徹底的なクリーニングを行っている。「地球の微生物は地球上でしか生きることができないとい」うのは大きな間違いで、国際宇宙ステーションで行われた研究では宇宙空間に直接晒された地球上の微生物が1年半もの間生き延びていたこと発表されています。
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この研究では地球で生きる微生物が探査機に付着し火星など惑星に着陸した場合、宇宙よりも快適な空間で十分に繁殖可能ではないかというものです。結果、火星には地球由来の微生物に汚染され火星の固有種なのかどうかを見極めることが非常に困難になるといわれています。
NASAにおいてはこのような探査機は徹底的にクリーニングされるものの滅菌の手法には限界があり実際に行なわれているクリーニングも医療機器向けの措置がベースとなっているとされています。そのため、過去には火星探査機フェニックスを発射準備をしていたクリーンルームからはTersicoccus Phoenicisというバクテリアがみつかり、同じ種が欧州宇宙機関のクリーンルームで発見されるということが報告されています。
こういった問題についてジェット推進研究所主任研究員は、宇宙の旅を「生き残る」ことができる生命体と、新しい環境下で繁殖し「定着」可能なものは分けて考える必要があるとしています。つまり、「宇宙で生き抜くことができても惑星で繁殖可能かは別だ」という考えです。
2030年頃以降には人類は火星を目指すとしているものの、実際に送られるであろう地点は水が確保でき地球の微生物が十分繁殖可能なエリアになることが予想されます。人間を完全に殺菌することは不可能なので 有人火星探査についてもまた新たな問題が出てきたということになりそうです。
