
一生のうちに病気や怪我で手術を受けることがあります。もちろん数分で終わるものや数時間要するものまで様々なのですが、実は曜日や時間帯により手術での死亡率が変化するということが明らかになったそうです。
東北大学の研究チームが5500万人の患者データから導きだしたのは「週末副作用」なる法則です。なんと患者データから分かったのは特に土曜日の午後の時間帯の手術が「死の時間帯」になっているという法則です。2014年6月3日、欧州と日本それぞれの最新研究から、午後または週末に行われた手術での死亡率は、その他の時間帯より総じて高いことが判明した。これは、「手術を受ける場合は、あらかじめ手術に適した日時を選ぶ必要がある」ことを示唆しているのかもしれない。香港の文匯報が伝えた。日本の東北大学の研究チームは、世界各地の患者5500万人のデータを分析した結果、「週末副作用」なる法則を発見した。土曜日の午後に手術を受けた患者の死亡率は、それ以外の時間帯より17%も高かったのだ。
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別の研究機関による調査によると、ドイツでは同じく手術を受けた22万人を調査したところ、死亡率が週末は平日の22%、また午後の時間帯で21%高いことが明らかになったとしています。
両研究チームのデータは週末、そして午後に死亡率が高いと共通しているのですが、一体なにが原因なのでしょうか。研究者によると、今回明らかになった“死亡率の高い時間帯”の手術を受ける患者の病状が特に悪いことが原因であるとしているそうです。
交通事故などは週末に遊びに行った際に多く発生するのかなと思いきや、それならば日曜日の午後も高いのではないかということになりますよね。
なんとも言えませんが緊急を要する手術以外であればで、きれば土曜の午後の時間帯は避けるべきなのかもしれません。