アシアナ航空

安全性に対する認識の低さが指摘される韓国でまた新たな問題が発覚しました。韓国国土交通部は今年4月、韓国のアシアナ航空B767型機について、エンジントラブルを示す警報が出ていたにも関わらす離陸し目的地まで飛行したとし、運航停止を含む処分を言い渡しています。

韓国の聯合ニュースによると今月11日、韓国国土交通部の発表としてアシアナ航空株式会社に対し2000万ウォン(約200万円)の罰金、及びサイパン路線の7日間の運航停止、韓国人パイロットに対し30日間の資格停止を言い渡したと報じています。

韓国国土交通部によると2014年4月19日、韓国ソウル近郊の仁川国際空港からサイパン行きのアシアナ航空のB767型機について離陸前に2基あるエンジンのうち1基について故障を知らせる警告が出ていたにもかかわらず離陸を強行。そのまま目的地まで飛び続けたとしています。

韓国国土交通部は「エンジンの問題を知りつつ運航を続けたことは、運航安全ルールの重大な違反だ」とし今回の処置を言い渡しました。

アシアナ航空株式会社は2013年にサンフランシスコ国際空港の滑走路手前に着陸し3名が死亡する事故を始め過去3度の死亡事故が発生しています。

無資格で操縦席に座っていたベトナム航空韓国人パイロット

朝鮮日報によると2011年10月、ベトナム・ホーチミンから釜山・金海に向かっていたベトナム航空所属の旅客機「エアバスA320」の副機長として操縦席に座っていたのは無資格の韓国人パイロットだったと報じています。これは同機が同年4月26日に着陸に失敗するという出来事がありベトナム航空が調査した結果分かったものです。

韓国人はベトナム航空に就職する際、東南アジアのほかの航空会社で680時間、「A320」で飛行したと記載した書類を提出していたものの飛行履歴書は職印と署名を偽造して作成したものだったことが後に明らかになりました。

この韓国人は発覚した2011年10月に姿をくらましています。