スレッジハンマー

韓国で逮捕されたのは家族を中心に恋人や友人を意図的に負傷させ保険金30億4400万ウォン(約3億円)を騙し取っていた一家、及び医師が逮捕されました。

「ハンマーで鼻の骨にうまくひびを入れれば、それほど大きなけがでなくても億単位(1億ウォン=1000万円)の保険金が受け取れるよ」

こうした話を聞いて身近な人々の鼻を折ったり、刃物で顔を傷つけるなどして5年間に保険金30億4400万ウォン(約3億円)をだまし取った家族詐欺団が摘発された。これを指南した整形外科院長も一家に不要な脊椎手術をして虚偽の診断書を発行するなど、犯行に加担していたことが明らかになった。 
保険金をだまし取っていたのは主犯格の男と姉、そして妹を中心とする8人です。8人は医師も含まれこの医師は整形外科院長で虚偽の診断書を発行していました。

例として主犯格の男は自身の2番目の妹を骨折担当とし、2008年10月にハンマーを使用し左手を骨折。2011年に姉と恋人を意図的に負傷させ4000万円、12年には同居中という男を負傷させ4300万円を騙し取っていたとされています。

男らは受け取った金は借金返済・生活費・結婚資金に使ったなどと話しているものの、今回の逮捕で全額返済という流れになると予想されています。

ちなみに主犯格の男はこれまで負傷しておらず、姉や妹は指の切断や不要な手術で腰に障害を負っている状態だといいます。「骨折り損のくたびれ儲け」と意味の違う言葉がありますが、今回は『文字通り』の結果となりました。