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日本への導入が決定していたF-35について、最初に引き渡される4機のF-35は三沢基地に配備されることが明らかになりました。

小野寺五典防衛相は25日午前、青森県庁で三村申吾知事と会談し、航空自衛隊の次期主力戦闘機F35を平成29年度から空自三沢基地(同県三沢市)に順次配備すると伝えた。配備機数について、会談後、記者団に20機程度になるとの見通しを明らかにした。



MSN産経ニュース


F-Xと呼ばれる航空自衛隊の次期主力戦闘機導入計画で正式に導入が決定したのはF-35というステルス戦闘機です。日本には計42機を導入することが決まっており、この内、三沢基地への最終的な配備数は20機程度としています。

これまでの発表によると当初2016年度(平成28年度)に導入するとしていたものの、「29年度から」ということで1年延期された形となりました。2012年段階で、日本へ引き渡されるのはまずは4機とされ、1機あたりの予想価格は102億円。最終的な42機全機の売却額について米議会によると8000億円(1ドル80円換算)とし、これには機体を含めパイロットの訓練やソフトのバージョンアップが含まれるとしています。

F-35については別途、短距離離陸・垂直離着陸型のF-35Bを2020年度半ば以降に導入し、全通甲板を有するいずも型護衛艦で運用するという案もこれまで報じられています。

また、国産戦闘機開発としては先進技術実証機(ATD-X)として開発が進んでおり、2015年度にも初飛行が行なわれるとされています。