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ロシア航空宇宙防衛軍は「アンガラ」と名付けられた新型国産ロケットの初打ち上げについて成功したと発表しています。今回は今後ロシアの主力ロケットとなるアンガラロケットの特徴を紹介していきます。

 ロシア航空宇宙防衛軍は9日、新型のアンガラロケットの初号機アンガラ1.2PPの飛行試験に成功した。開発決定から20年余り、ロシア連邦が初めて自力で設計し、製造されたロケットがついに誕生した。

 アンガラ1.2PPはモスクワ時間2014年7月9日16時00分(日本時間2014年7月9日21時00分)、ロシア北西部アルハンゲリスク州にあるプレセツク宇宙基地の35/1発射台から離昇した。ロケットは順調に飛行を始め、2分後にはモスクワのクラスノズナメンスクにあるチトフ宇宙センターが追跡を開始した。

sorae.jp


先日、ロシアのプレセツク宇宙基地から打ち上げられたのはアンガラと呼ばれるロシアの新型の国産ロケットです。同ロケットの特徴はユニバーサル・ロケット・モジュール(URM)という一段目ロケットにあります。アンガラロケットの1段目は共通した液体燃料ロケット『URM』からなり、これを複数基束ねることで低質量から有人宇宙船といった大質量まで柔軟な打ち上げ能力を有しています。
そのため、現在有人宇宙船ソユーズを打ち上げているソユーズロケットや衛星等の打ち上げに使用されるプロトンなどいくつかのロケットはアンガラロケットに置き換わるとされています。

アンガラシリーズ
▲URMの本数で打ち上げ能力が変わるアンガラシリーズ

アンガラロケットを開発した理由についてはソユーズやプロトンロケットのパーツはウクライナで製造されるものがあり、価格や品質の面で問題が発生していたと言われています。

アンガラシリーズの打ち上げコストについてはURM1本と2段目ロケットからなる最小のアンガラ1.1ロケットで約20億円。比較としてコストパフォマンスに優れるとされる日本のイプシロンロケットは30億円(目標値)となっており、低軌道の打ち上げ能力についてはイプシロンは地上250kmに1.2トン、アンガラ1.1は200kmに2トンとなっています。

また、URMを回収・再利用する技術開発も進められているとされ、仮に開発に成功すれば大幅な打ち上げコストの削減を行うことができます。

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