中国の交通事情といえば信号無視が挙げられるのですが、今回は歩行者の信号無視を防ごうと中国深センの高校生4人がある発明をしました。それは水で歩行者を交差点に侵入させないというものです。

信号無視をすれば水浸しに、高校生が装置を発明、交通マナー...：レコードチャイナ

これは『噴水・信号連動装置』と呼ばれているもので、「青少年公益創意活動」として大賞を受賞した発明品なのですが、仕組みは単純です。装置からは交差点の信号と連動し、霧状の水が出るようになっており向かいの信号が青になったら止まるというものです。

▼噴水・信号連動装置

网上深圳交警

何故このような装置を開発したのか。理由については中国では赤信号を無視した中国式道路横断が社会問題化しており、交通マナーの悪さが連日発生する渋滞の原因の一つにもなっているとされています。そのためある地域では赤信号横断に罰金を設けたり、道路の中央に横断防止の柵を設けているのですが何れも効果は薄かったとされています。

噴水・信号連動装置が出す水の射程は僅か『1m』。この1mでどのくらいの人を防げるのか謎なのですが、何のために設置されたのか自らの交通マナーの悪さを“思い知らせる”にはいい装置かもしれません。