今月13日、ボーイング社は最新のB787-9型機を使用したある映像を公開しました。実はイギリス、ファーンボロー国際航空ショーで行われる飛行プログラムの訓練内容を撮影した映像で、旅客機では考えられない急上昇やタッチアンドゴーなどを合わせた『機動飛行』を行っています。





B787-9は787型機の3つある派生型の1つ。胴体延長型で座席数は250～290、3クラス制となっています。

B787の特徴は炭素繊維など機体構造について軽量化を測っており中型機ながら航続距離が長いことです。そのため大型機を運用を行っていた長距離航空路線についても同機で行うことが出来るようになりました。
また他の機種に比べ整備費が最大30%ほど削減できる他、飛行コストも10%程安く、また騒音についても大幅に低減していることが特徴です。

一方、B787は機体の信頼性について問題があるとされ、死者が出る重大な事故は起こしていないもののこれまでバッテリーの発火などで乗客が避難するなど問題が多々発生しています。