月

ロシア連邦宇宙局の副長官は自国のラジオ番組で「2030年代にロシア人宇宙飛行士が月面に立つ」述べ、今後の宇宙開発は月になることを改めて示しました。

国際宇宙ステーションの退役が2020年頃と迫る中、ロシアが次に行う宇宙開発として火星有人探査を目標とした月面開発があります。これまでもロシアが月面有人飛行を行うという計画内容が示されたことはあったのですが、ロシア連邦宇宙局(ロスコスモス)のアレクサンドル・イワノフ第一副長官は「2030年代に月への有人飛行、及び着陸を行う」と発言しています。

ロシア 月への有人飛行さらには月面基地創設も計画 - News - サイエンス - The Voice of Russia

この発言はラジオ番組「モスクワのこだま」に出演した中で、「月への有人飛行を我々は2030年から35年までのどこかで行う事を計画している」と口にしたもので、副長官によるとまず有人飛行に向け2020年までに月軌道に宇宙ステーションを設置し、2020年から21年にかけ無人機による月の土のサンプルリターンを行うとしています。

ロシアの宇宙開発としてはこれまでもロスコスモスがモスクワ大学等と共同で作成したプログラム案に「21世紀中に、月の天然資源獲得を目指す地政学的競争が始まるだろう」などと書かれていたらしく、2030年代に月面に人が長期間住めるような人工の居住地(つまり基地)を作るとしていました。

▼月面着陸も可能なロシアの新型有人宇宙船PPTS
PPTS

これまでのロシア側の発表をまとめると国際宇宙ステーションの延長は行なわず現在設けられた期間で退役、同じ時期に月の開発に向けた探査機等を送り込むということはほぼ確定となっています。またこの月面開発は国際宇宙ステーションのように各国が協力して開発を進めるというものではなく、独自または部分的に他の宇宙機関と共同で行うという内容になりそうです。
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