
太平洋とカリブ海、大西洋を繋ぐ世界的に重要な運河『パナマ運河』はあまりにも有名ですが、パナマ運河の拡張工事が行なわれていたものの現在は停止していることはご存知でしょうか。
パナマ共和国を全長80kmに渡り続くのは今から約90年に開通したパナマ運河です。しかし、船の大型化など海運需要の増大と変化に伴いパナマ運河の拡張が行なわれています。
この拡張工事について当初、着工から100年を記念した2014年に開通予定とされていたものの、16億ドル(約1600億円)の追加コストが発生するなどし拡張工事を請け負っているスペインやイタリア、ベルギーなどの建設会社が工事を中断しています。
パナマ運河拡張工事で国際調停始まる 運河庁と企業連合、コストで対立 - MSN産経ニュース
工事の中断は2014年2月から始まり現在も続いているのですが、先日1600億円をどちらが負担するのかの調停についてアメリカ、マイアミ州で行われることとなったそうです。この問題は2009年に企業連合が31億ドルで拡張工事を落札したものの、パナマ側の地質調査の不備とする追加コスト(16億ドル)が発生したとされています。落札額のおよそ1/2という莫大な追加コストが発生したことで工事が中断しており、企業連合側はパナマ運河庁が負担するべきだと主張しています。
一方、ようやく行なわれる事となった調停は少なくとも1年以上は続くと予想されており、現在拡張工事は7割程度が終わっていることを考えると、完成時期は少なくとも2017年前後ということになりそうです。
パナマ運河は1904年に着工しその後10年の歳月をかけ1914年に開通しました。パナマ運河の拡張計画は1930年代から提案されており、2006年にパナマ運河庁により国民投票のが行なわれ正式に決定しました。
パナマ運河を通過できる船舶のサイズはパナマックスと言われており、船舶のサイズは全長294m、幅32.3m、喫水が12m以下となっています。この大きさは商船以外でも第二次世界大戦時はアメリカで作られた戦艦がパナマックスに収まるように作られていました。これまでパナマ運河を通過した最大幅の船はノースカロライナ級戦艦の33.025mとなっています。(閘門の壁よりも上にでる部分について規定値を超える幅であっても事前検査を受け承認されれば通航可能な場合がある)
拡張工事のパナマックスサイズは全長366m、全幅49m、喫水15メートルm以下となります。
▼パナマ運河を通過するアメリカのアイオワ級戦艦

この拡張工事について当初、着工から100年を記念した2014年に開通予定とされていたものの、16億ドル(約1600億円)の追加コストが発生するなどし拡張工事を請け負っているスペインやイタリア、ベルギーなどの建設会社が工事を中断しています。
パナマ運河拡張工事で国際調停始まる 運河庁と企業連合、コストで対立 - MSN産経ニュース
工事の中断は2014年2月から始まり現在も続いているのですが、先日1600億円をどちらが負担するのかの調停についてアメリカ、マイアミ州で行われることとなったそうです。この問題は2009年に企業連合が31億ドルで拡張工事を落札したものの、パナマ側の地質調査の不備とする追加コスト(16億ドル)が発生したとされています。落札額のおよそ1/2という莫大な追加コストが発生したことで工事が中断しており、企業連合側はパナマ運河庁が負担するべきだと主張しています。
一方、ようやく行なわれる事となった調停は少なくとも1年以上は続くと予想されており、現在拡張工事は7割程度が終わっていることを考えると、完成時期は少なくとも2017年前後ということになりそうです。
パナマ運河は1904年に着工しその後10年の歳月をかけ1914年に開通しました。パナマ運河の拡張計画は1930年代から提案されており、2006年にパナマ運河庁により国民投票のが行なわれ正式に決定しました。
パナマ運河を通過できる船舶のサイズはパナマックスと言われており、船舶のサイズは全長294m、幅32.3m、喫水が12m以下となっています。この大きさは商船以外でも第二次世界大戦時はアメリカで作られた戦艦がパナマックスに収まるように作られていました。これまでパナマ運河を通過した最大幅の船はノースカロライナ級戦艦の33.025mとなっています。(閘門の壁よりも上にでる部分について規定値を超える幅であっても事前検査を受け承認されれば通航可能な場合がある)
拡張工事のパナマックスサイズは全長366m、全幅49m、喫水15メートルm以下となります。
▼パナマ運河を通過するアメリカのアイオワ級戦艦
