hospital

ガンをはじめ人間が罹る病気は様々なものがありますが、病気を患った時どのように感じるかで病状の進行速度や生存率に大きな影響を与えていたことが分かったとする研究結果が発表されています。

ニュージーランド、オークランド大学の研究者は病気とその進行速度、及び生存率など患者の意識でどのように変化するのか調査を行いました。結果、患者が抱く病気に対する意識次第で生存率など重要な要因に直接的な影響を与えていることが分かったとしています。

疾患における病状の進行は患者の意識によって大きく左右される - ScienceNewsline

研究チームによると、特に病気の進行速度について最も重要なのは患者の意識だというこということがわかったとしており、患者の意識次第で病状に大きな変化が生じるとしています。
また合せて、患者に対して心理学的サポートを施すことにより病状の進行を遅らせることができるとし、病状の改善にもつなげることができることを確認しているそうです。

患者の感情と病気の進行速度に影響がでるのかははっきりとは分かっておらず、今後さらなる研究が行なわれるとのことです。

笑いは病気を直す?

NATIONAL GEOGRAPHICに掲載された記事として、ウェスタンケンタッキー大学看護学部長のメアリー・ベネット氏は健康な女性33名に笑える映画を見せた結果、ナチュラルキラー細胞の活性レベルが上昇し、病気と戦う細胞の能力が高まったとする研究内容を発表しています。

また米メリーランド大学医療センターの予防心臓病学センター所長、マイケル・ミラー氏の著書『心臓を癒す:心臓病を予防、改善するポジティブな感情の処方箋』でも、1日30分の運動を週に3回以上行うことと、1日15分笑うことを推奨しています。

何れも共通しているのは病気に対してマイナスイメージを抱かない、抱かせないというもので病気に対して考え逸らすというだけでも人体には何らかの影響を与えるのはほぼ間違いないという研究が発表されています。