探査機スターダスト

今から10年ほど前に回収が行なわれ2006年に地球に帰還したNASAのスターダスト探査機について、回収されたサンプルの中から太陽系外を起源とする塵が含まれていたことが分かったと米大学が発表しています。

カリフォルニア大学を中心とする研究チームは彗星の塵を回収し地球に持ち帰るミッションを行った探査機スターダスト計画について、太陽系外の星間物質と見られる微粒子を発見したと発表しています。

Seven Tiny Grains Captured by Stardust Likely Visitors from Interstellar Space - ScienceNewsline

探査機スターダストは2000年と2002年の約7ヶ月ほど太陽系の外に起源を持つと思われる塵の粒子を回収するため収集器の裏面を使用したミッションを行っていました。探査機は2004年に彗星の尾に突入しサンプルを回収。その後、2006年に地球へ持ち帰ることに成功しました。

塵の衝突痕
▲塵の衝突痕

カリフォルニア大学によると、裏面ではなく表の回収コンテナの中に星間物質が含まれていないか調べていたところ、少なくとも太陽系外の星間物質と思われる7粒の塵が確認できたとしています。
研究チームによると正確に太陽系外星間物質だと判断するには更なる試験を行う必要があるとしているものの、これまでの検査で分かったことして塵は数百万年前の超新星爆発により生成されたものだとしています。

『若い塵』はどこからやってきたのかについては明らかになっていませんが、星間塵の存在が実際にサンプルとして回収されたことはこれまでなく、世界初の星間物質となる可能性が高いとされています。

研究者によると塵は平均2ミクロンの大きさで、大きい塵は雪の結晶のようにふわふわとした結晶構造になっていると話しています。成分はマグネシウム、鉄、ケイ酸塩鉱物からなるカンラン石とされています。