
これまで考案された様々な兵器の中には風変わりなものから、現代の技術でも実現不可能と思われるキテレツなモノが幾つかありました。今回はその一つ1930年代、旧ソ連が考案していた空飛ぶ潜水艦『LPL』を紹介します。
1936年7月、ソ連中央科学委員会が機体設計を公認したのはロシア語で「空飛ぶ潜水艦」という意味の頭文字をとったLPLという航空機です。LPLはBoris M. Ushakovにより設計された機体で1937~38年にかけ各エンジニア、軍事技術者と共に詳細な機体設計を行っていました。


LPLは敵地深く侵入し機雷、敵潜水艦の侵入を防ぐネットを飛び越し停泊中の軍艦を攻撃できる能力があったとされていました。LPLは2発の魚雷と一般的なレシプロエンジン3基、後部にスクリュー搭載し巡航速度185km/hで飛行します。航続距離は800kmで乗員は3名により操縦が行なわれ着水後は外層パネル及びエンジンを密閉し機体に注水し海中に潜ります。
機体には特殊な防水塗装が塗られ腐食を防止しており厚さ6mmジュラルミンで乗員を保護する設計でした。海中での速度は最大3ノット(時速5.4km)。最大で海面から45mまで潜航することができ48時間海中に潜ることができるとされています。

しかし、この航空機が現実に登場することはありませんでした。理由は潜水後、攻撃をまともに行えるかどうか分からず技術的問題も多いと判断されキャンセルされたためです。その後、設計者Boris M. Ushakovの姿を見たものは誰もいないとされています。
参考:English Russia
機体には特殊な防水塗装が塗られ腐食を防止しており厚さ6mmジュラルミンで乗員を保護する設計でした。海中での速度は最大3ノット(時速5.4km)。最大で海面から45mまで潜航することができ48時間海中に潜ることができるとされています。

しかし、この航空機が現実に登場することはありませんでした。理由は潜水後、攻撃をまともに行えるかどうか分からず技術的問題も多いと判断されキャンセルされたためです。その後、設計者Boris M. Ushakovの姿を見たものは誰もいないとされています。
参考:English Russia
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