自転車専用高架橋

コペンハーゲンの港湾地区に建設されたのは日本では耳にしない自転車専用高架橋です。日本とは比べ物にならない自転車社会となっており、高架橋の登場で付近で発生する自転車の渋滞緩和につながるとしています。

デンマークの首都港湾地区に建設費用4.2億円をかけ新たに作られたのは自転車専用高架橋です。理由は一つ『渋滞緩和』です。実はコペンハーゲンは自転車社会で市民の実に50%が通勤に自転車を使用しているといいます。

通勤を快適にする、港の上の自転車専用道路:コペンハーゲン « WIRED.jp

設計したのはデンマークの設計会社Copanhagenize。作られた高架橋は地上2階建てのビルと同じ高さで、この橋ができたことで海岸地区にあるショッピング街を通過する必要がなくなり混雑が緩和されたとのことです。道幅は約4mで幅が広い自転車が通過しても余裕を持って追い越せるよう設計されました。



橋の全長は220m。緩やかなカーブが付けられたのはスピードを出し過ぎないよう制限するためだとしています。

コペンハーゲンには延べ354kmに及ぶ自動車専用道路が設けられており、自転車に乗る人を交通事故から保護するため、車道との間に駐車場を設けているとしています。さらに各地の信号は自動車ではなく自転車の速度に合せ調整されており、自転車に優しい交通システムになっているとのことです。

日本でも都市部を中心に自転車専用レーンが登場していますが、コペンハーゲンと比べると相当な差があると感じます。理由は公共交通機関が発達しているのと車を利用した移動が中心になっているためなのですが、少なくとも通学路付近の道路くらいは自動車専用道路を設けてくれると車による自転車や歩行者を巻き込む交通事故は少なくなるかもしれません。