
イスラエルが誇る「アイアンドーム」という防空ミサイルについて、イスラエルとガザとの紛争期間での迎撃率は90%に達したと報じられています。
ガザ地区を巡るイスラエルとハマスとの間の停戦が実現したが、今回のガザ紛争でハマスがイスラエルに向けて発射したロケットのIron Dome(アイアンドーム)による迎撃率は90%に達したということがAviation Weekが伝えている。2012年3月のガザ紛争でもアイアンドームの迎撃率は90%に達していたことが報じられていたこともあり、今回の紛争は、アイアンドームの信頼性がいかに高いものであるかということを改めて示す結果となったのかもしれない。
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イスラエルの都市部に配備されているのはパレスチナのガザ地区から発射される迫撃砲や無誘導ロケットを迎撃するための防空ミサイルです。アイアンドームについては過去の発表でも迎撃率は9割と発表されており、改めてその性能の高さを示した結果となりました。
一方、イスラエル国防関係者の話としてアイアンドームの迎撃率の高さから、「今回の紛争は何故戦いを仕掛けたのかという点について説明が困難になってしまっている」と話しており、被害のみを報じられることが多いメディアを通じ、イスラエルに対してのイメージが悪くなることに繋がっているとしています。
ガザ地区からイスラエルに向け発射される砲弾やロケットは2000年から2008年だけで約8,000発とされています。アイアンドームはこれら無差別攻撃から市民を守る防御手段として人が密集する都市の各地に配備しているのですが1発300万円というアイアンドームのミサイルをより大幅に安価なレーザーで迎撃するための技術開発を行っているとされています。
▼アイアンドームを使用した迎撃の様子