
様々なモノには特有のニオイがありますが、細菌のニオイを測定できる装置で嗅ぎ分け院内感染を防ぐというシステムの開発にイギリスの大学が成功しました。
C.ディフィシルという抗生物質に耐性がある細菌をどのようにして嗅ぎ分けるのか。イギリス、レスター大学の研究者によると、質量分析計という極めて微量まで計測できる特殊な装置が使われているいいます。質量分析計は測定する分子量を測定する方法がとられており、C.ディフィシルの菌株の情報まで特定できるそうで、医師はこれに応じ適切な治療が行えるようになるといいます。英国レスター大学の化学者・微生物学者チームが、「電子の鼻」を開発した。抗生物質に耐性をもつ致死性の細菌「C.ディフィシル」(クロストリジウム・ディフィシル、Clostridium difficile)の存在を「嗅ぎ取る」ことができるものだ。
C.ディフィシルは環境中に存在し(何かの表面に付着したまま何週間、何カ月と生存できる)、健康な人の場合は体内に取り込んでも影響が出ないが、抗生物質によって体内の自然な細菌バランスが乱れている人の場合は、腸内で異常増殖し、毒素を産生することがある。その結果として、主に病院や介護施設において抗生物質の投与を受けている人に、高熱や下痢、強い腹痛が引き起こされる。
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C.ディフィシルによる死者数はイギリスのイングランドとウェールズのみで1,646人(2012年)もの命を奪っており、この装置が導入されることで感染予防を予め防ぐことができると期待されているそうです。
