捜索活動

東南アジアの海域を航行していた空母から訓練で飛び立った米海軍艦載機『F/A-18C』2機が何らかの理由により墜落した原因について両機が空中衝突を起こしていた可能性があると報じられています。

アメリカ海軍の公式ウェブサイトによると今月12日、東南アジアのウェーク島沖を航行中してた空母カール・ヴィンソンから飛び立った2機のF/A-18C墜落し、2名のパイロットの1名が救助されもう1名が行方不明となる事故が発生していたことが明らかになりました。

US Navy、墜落した2機のF/A-18は空中衝突を起こした可能性 - BusinessNewsline

事故の原因についてアメリカ海軍によると「空中衝突を起こした可能性がある」としており、その詳細は分かっておりません。具体的には空母から離陸後、わずか7マイル(約11.2km)の地点でレーダーから消えていたらしく、救助された1名は緊急脱出したことで救助され、現在空母内の医療施設で治療を受けているとのことです。片方の1機については12日以降捜査が続けれられいたものの、パイロットの姿が確認できず2日後の14日に捜索は一時中断状態になっているとのことです。

行方がわからなくなっているのは第94戦闘攻撃飛行隊『マイティ・シュライクス』所属のパイロットで生存は絶望的と判断されているそうです。

F/A-18C
FA-18C

「ホーネット」の愛称で知られる空母艦載機。F/A-18CはF/A-18の派生型F/A-18Aのアップグレード機。Cは単座、Dは複座型となっています。F/A-18Cは1987年に初飛行しており、今現在は同機の発展型F/A-18C/D「スーパーホーネット」の登場で2000年に生産が終了しています。
アメリカ海軍所属のアクロバット飛行隊「ブルーエンジェルス」は演技にF/A-18Cを使用しています。

カール・ヴィンソン (空母)
CVN-70

カール・ヴィンソン (USS Carl Vinson, CVN-70)はアメリカ海軍のミニッツ級航空母艦の3番艦。1980年進水、1982年就役した全長333m、パイロットや整備氏など5,600名が搭乗する大型空母です。1985年には映画「トップガン」の撮影で使用されています。最近の出来事としては2011年パキスタンで行われた特殊作戦で殺害したウサーマ・ビン・ラーディンの遺体が持ち込まれており、遺体を海葬しています。