
大きい昆虫から小さい昆虫まで、同じ種でも大きさには差があります。昆虫における成長速度についてこれまで気象による差が分かっていたものの、新たに捕食者の存在で差が生じるという研究が発表されています。
科学者はこれまで気象変動が昆虫にどれほど影響を与えるのかについて研究を重ねてきた。そしてDartmouth Collegeによる新しい研究の結果から、気象変動は昆虫の成長速度に影響を与えるものの、全体としては気温変化が与える影響は二次的なものであることが判った。今回発表された研究によると昆虫については気象変動による成長速度はさほど大きくはなく、それよりも捕食動物の存在により大きく左右されるという論文が発表されています。「換言すると昆虫は、環境温度の影響はあまり受けないが、環境条件によって成長速度は影響を受けるということができる」とこの研究を行ったDartmouthのLauren Cullerは言う。
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Dartmouth College(ダートマス大学)の研究者が行ったイトトンボを使った実験によると、気温が上昇するとより多く食し、速く成長することが過去に行なわれた研究から分かっていたといいます。今回はそこに捕食者が多い環境を作ったところ、暖かく多く食をとったところでイトトンボの成長が早くなることはなく遅くなっていたことが新たに分かりました。
理由は明らかになっていないものの、捕食される恐怖からストレスタンパク質が形成され成長を阻害しているのでないかと推測されています。
全ての昆虫がストレスにより成長が遅くなるとは言い切れないのですが、この手の虫を飼育されている方はストレスのない環境を作ることで大きく立派な昆虫に成長することができるかもしれませんね。
今回の研究とは直接関係無いものの、虫が感じている恐怖心としてハチミツでお馴染みのミツバチの研究も報告されています。
実はミツバチは甘い蜜がある花ではなく、あえて美味しくない蜜を集めていることが米中が共同で行った研究で明らかになっています。理由は甘い蜜がある花には天敵であるスズメバチが待ち伏せていることが多く、このリスクを避けるため美味しくない蜜源植物から集める傾向があると報告がされています。(参考)
