
IBM ResearchはAirlight Energyと共同で発電効率が80%という第三世代のソーラー発電システムの開発に成功したと発表しています。
BusinessNewslineによると今月23日、IBM ResearchとスイスのAirlight Energyは共同で高濃縮太陽光熱発電(HCPVT)という新方式のソーラーシステムを開発したと発表しました。
発表によると、ソーラーシステムは「dsolar」と名付けられており、装置全体の高さは約10m、そこに延べ40平方メートルの電波望遠鏡のような巨大なパラボラアンテナに複数枚の反射鏡を並べ、2000倍に集約した光を変換装置に当てることで発電を行います。
両社によるとこの高濃縮太陽光発電の光から電気に変換装置は極めて高い温度に熱せられるため水冷による冷却方法が採用されているとのことです。これにより、使用後の水を温水や暖房として利用することも可能だといいます。
▼IBMによるHCPVTの実験
「dsolar」の変換装置の大きさは不明なものの、1平方センチメートルあたり57Wの発電能力があり、最大12kWの電力と20kWの熱(温水など)を発生させることでその変換効率は実に80%(電気30%、熱50%)になるとしています。
同様の高濃縮太陽光発電はいくつかのベンチャー企業が開発を進めており、「dsolar」と同様に極めて高い変換効率を誇っています。両社によると2017年の販売を目指し現在開発を進めているとのことです。
ちなみに、価格は明らかにされていないのですが装置の中で最も高価なパーツは変換装置を冷却するすシステムだとしています。
発表によると、ソーラーシステムは「dsolar」と名付けられており、装置全体の高さは約10m、そこに延べ40平方メートルの電波望遠鏡のような巨大なパラボラアンテナに複数枚の反射鏡を並べ、2000倍に集約した光を変換装置に当てることで発電を行います。
両社によるとこの高濃縮太陽光発電の光から電気に変換装置は極めて高い温度に熱せられるため水冷による冷却方法が採用されているとのことです。これにより、使用後の水を温水や暖房として利用することも可能だといいます。
▼IBMによるHCPVTの実験
「dsolar」の変換装置の大きさは不明なものの、1平方センチメートルあたり57Wの発電能力があり、最大12kWの電力と20kWの熱(温水など)を発生させることでその変換効率は実に80%(電気30%、熱50%)になるとしています。
同様の高濃縮太陽光発電はいくつかのベンチャー企業が開発を進めており、「dsolar」と同様に極めて高い変換効率を誇っています。両社によると2017年の販売を目指し現在開発を進めているとのことです。
ちなみに、価格は明らかにされていないのですが装置の中で最も高価なパーツは変換装置を冷却するすシステムだとしています。