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核兵器の開発が噂されるイランなのですが、今月この核開発拠点とされた施設が爆発した後の様子が人工衛星に撮影されていたとのことです。

米国科学・国際安全保障研究所(Institute for Science and International Security)の報告書によると、テヘランから30キロ離れた地点にあるイラン国内の核開発拠点「Parchin」で、何らかの爆発が発生していた発表しています。

イランの核開発施設で謎の爆発、米シンクタンクによる衛星画像の解析で判明 - BusinessNewsline

BusinessNewslineによると米国科学・国際安全保障研究所が商用衛星会社の衛星写真を購入し画像を解析したところ、6つの建造物が謎の爆発により破壊していたことがわかったとのことです。この爆発は今年8月では確認できず、10月8日に撮影された写真には爆発した跡が見つかりました。

謎の爆発が発生したイラクの核施設
▲同じ施設を撮影した2014年8月と10月の写真(米国科学・国際安全保障研究所の報告書より)

爆発の原因については不明で周囲には散乱した瓦礫、トラックなどが放置されていたことから意図的な爆発ではないと見方が強いとのことです。原因としてはイランが核開発の証拠を無くすために意図的に破壊したという説や、米国やイスラエルなどの国々の極秘ミッションで空爆が行われた可能性も指摘されています。

ちなみに、軍事ミッションで核施設を破壊した例としてはイスラエルが1981年6月7日、8機のF-16、6機のF-15戦闘機により、イラクのオシラク原子炉を空爆したイラク原子炉爆撃事件が有名です。