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旧ソ連時代に開発された宇宙往還機ブラン。アメリカのスペースシャトルと似た形状の宇宙船なのですが、モスクワ郊外の空港には当時作られた風洞試験用の木製『ブラン』が野ざらしに放置されているそうです。

ロシアの首都モスクワから南東へ40km。ジュコーフスキーという街にあるジュコーフスキー飛行場(現ラメンスコエ空港)の片隅には1980年代に実際に宇宙に打ち上げられたこともある宇宙船ブランの風洞モデルが現在も展示され続けているそうです。

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Photo:Fishki.net

後部に4つジェットエンジンのようなものが搭載していることから、実際に宇宙へ行く宇宙船ブランではなく『OK-GLI』という試験機の風洞モデルと考えられます。OK-GLIはエンジンを使い通常の滑走路から離陸し大気圏内での飛行試験に使用されたもので、実物はロシアの博物館で展示されています。

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ブランについては今年6月、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の『MIKビルディング』内部に保存されている実部の撮影され話題となりました。

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