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実用化できれば人類史に残る革命になると表現してもよい小型核融合炉について、米軍需企業ロッキード・マーティンが開発している核融合炉の詳細が明らかになったの紹介していきます。

Lockheed Martinは15日、同社が誇る先端開発部門「Skunk Works」で現在、進めている商用の小型核融合炉開発計画に関して、その進展状況の中間報告を行った。

Skunk Worksが開発中の核融合炉は、国際機関となるITERが現在、建造を進めている国際熱核融合実験炉とは異なり、核融合炉全体が大型のコンテナに収まる程の極めて小さな筐体を持っているところに最大の特徴を持つものとなる。

BusinessNewsline
前回、ロッキード・マーティンが開発している核融合炉について簡単に紹介しましたが、今回は具体的にどのようなものなのかという点についてこちらの記事を紹介しようと思います。

核融合炉を開発しているのは『スカンクワークス』という有名な開発部門です。正しくはロッキード・マーティン先進開発計画なのですが、これまで世界初の実用ステルス機F-117や世界最速の有人偵察機SR-71、高高度偵察機U-2などを開発してきた歴史ある部門になります。

さて、そのような部門が開発している核融合炉は「Compact Fusion Reactor(CFR)」というもので、国際協力や大学などで開発が進められている巨大な核融合炉とは方法が異なる、文字通り「コンパクト核融合炉」になっているといいます。

▼ロッキード・マーティンのCompact Fusion Reactor
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ロッキード・マーティンによると、小型化することにより低予算で開発することができ、また開発自体も容易になるという利点があるといいます。使用する燃料は重水素もしくは三重水素でこれに中性子ビームを照射し核融合を発生させ、何らかの方法で電気を得るという方式になります。


内容が内容だけにあまりに胡散臭く感じる今回の核融合炉なのですが、そこらのベンチャー企業や大学ではなくあのスカンクワークスが開発している点、そしてロッキード・マーティン及び米軍が構想している2030年代の空対空レーザーを搭載した戦闘機など、軍事面では小型軽量で大出力の発電装置を必要としていた点を考えると嘘とも言い切れない気がします。

「ただ、それでも・・・」という感じはするのですが、今世紀中の実用化も不可能と言われる核融合がどのようになるのか、ロッキード・マーティン製にはわずかながら期待しようと思います。
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