長江

人材豊富な中国。これまでも超人からちょっと変わった人まで紹介しているのですが、今回は人類史初かもしれない寝たまま75km先まで川を下った女性のお話です。

2014年10月14日、中国メディア・新浪によると、湖北省に住む中年女性が酒を飲んで長江に入り、川面に浮かんだまま10時間も眠り続け、75キロメートルも流されて隣の江西省で救助される事件が、今年7月に発生していた。

Record China
今回、謎の生還を果たしたのは湖北省黄石市に住む沈愛蘭さん(57歳)です。沈さんは2014年7月22日、友人と長江へ川泳ぎに行き、昼食でアルコール度数50度のお酒を友人と一緒に飲んでいたといいます。その後、友人は帰宅し沈さんは再び長江で泳ごうと川に入ったところそのまま寝てしまったとのことです。

その後沈さんは目覚めるも、なんと川の中で辺りは真っ暗。大声で助けを呼んだところ近所の住民により漁船の浮き輪を投げられ救助されたとのことです。

沈さんが助けだされた時間は7月23日深夜1時。なんと最後に川に入ってから10時間近く経っており、湖北省黄石市から75kmほど離れている江西省瑞昌市まで流されていました。

寝て75km降った女性

▼上の矢印が黄石市、下の矢印が瑞昌市
寝て75km降った女性_1

7月の話題が今頃ニュースになる理由としては今月、沈さんが当時救助してくれた住民に感謝を伝えるため瑞昌市を訪れその様子を中国の複数メディアが大々的に報じたそうです。

▼沈愛蘭さん
沈愛蘭さん