
米、エアロジェット・ロケットダイン社はアトラスVロケットのメインエンジンについてAR1というエンジンを代替案として提案していたことが明らかになりました。
これまで何度か紹介しているアトラスVロケットのメインエンジン問題。要はウクライナ問題でロシアと共同開発しているRD-180という強力なエンジンについてロシアから輸入できなくなる恐れがあり、米航空宇宙各社が自社のエンジンを使うように売り込みをしているものになります。
エアロジェット・ロケットダイン社、RD-180代替エンジンにAR1を提案 | その他 | sorae.jp
今回提案を行ったのはエアロジェット・ロケットダイン社です。この会社は有名なところではスペースシャトルの大きなメインエンジンや、月に人を送ったサターンVロケットの第二段、三段に使用されたJ-2エンジンなどをこれまで開発している企業です。
同社によるとAR1というNASAが将来使用するSLSという大型ロケットの液体ブースターのもので、今回のエンジンはその派生型ということになります。セールスポイントとしては、これまでの実績と3Dプリンタなど最新技術を導入することで低コストで生産ができるという点、そしてアトラスVをわずかに修正することでそのまま取り付けることが可能だという点です。
RD-180エンジンの代替案はこれまで、アライアント・テックシステムズ(ATK)の固体ロケット案、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス及び、ブルーオリジンの共同製作案があり、具体的にどのようにするのかアトラスVロケットを運用しているユナイテッド・ローンチ・アライアンスは発表していません。
アトラスVロケットは一般の衛星から軍事用の衛星まで打ち上げを行っており、特にアメリカでの軍事用衛星の打ち上げはアトラスVが使用されています。
エアロジェット・ロケットダイン社、RD-180代替エンジンにAR1を提案 | その他 | sorae.jp
今回提案を行ったのはエアロジェット・ロケットダイン社です。この会社は有名なところではスペースシャトルの大きなメインエンジンや、月に人を送ったサターンVロケットの第二段、三段に使用されたJ-2エンジンなどをこれまで開発している企業です。
同社によるとAR1というNASAが将来使用するSLSという大型ロケットの液体ブースターのもので、今回のエンジンはその派生型ということになります。セールスポイントとしては、これまでの実績と3Dプリンタなど最新技術を導入することで低コストで生産ができるという点、そしてアトラスVをわずかに修正することでそのまま取り付けることが可能だという点です。
RD-180エンジンの代替案はこれまで、アライアント・テックシステムズ(ATK)の固体ロケット案、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス及び、ブルーオリジンの共同製作案があり、具体的にどのようにするのかアトラスVロケットを運用しているユナイテッド・ローンチ・アライアンスは発表していません。
アトラスVロケットは一般の衛星から軍事用の衛星まで打ち上げを行っており、特にアメリカでの軍事用衛星の打ち上げはアトラスVが使用されています。