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アメリカ陸軍が将来使用するヘリとして候補の1つになっているV-280。先日行なわれた兵器見本市でこのモックアップが関係者に公開されました。

アメリカ、ワシントンで今月13日~15日の日程で開催されたのはAUSA 2014(米国陸軍協会 2014)という毎年行なわれている定期会議及び展示会になります。各社から最先端の研究内容等も展示されるイベントですが、注目を集めている実物大モックアップとしてベル・ヘリコプター社の「V-280 Valor」があります。

V-280は冒頭でも紹介したように次世代ヘリとし現在開発されているものです。現在、米陸軍が軍事ミッションで使用している1,300機あまりのUH-60 ブラックホークについて、2030年前後に老朽化を理由に置き換える必要があります。その候補にあがっているのは2機種あり、V-280とシコルスキー・エアクラフトとボーイング社が開発しているS-97 RAIDERです。

モックアップが一般に公開されるのは初めてで、ベル・ヘリコプター社によると同社が開発したV-22 オスプレイとともにティルトローター機の開発を進め、導入計画を有利に進めていくとのことです。

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