サケ

川でも取ることができる大型の魚「サケ」について、石器時代と現代の体重や身長を比べたところ、サケの体重に至っては当時の半分以下になっていることがわかったとしています。

スペイン北部の洞窟で発掘された先史時代の魚料理から、タイセイヨウサケ(学名Salmo salar)やブラウントラウト(Salmo trutta)がこの2万年で大幅に小さくなっていることがわかった。両者を平均すると、最大2.2キロから約0.4キロまで変化している。

NATIONAL GEOGRAPHIC
この季節、海から川に遡上するサケの映像を目にすることがあるのですが、実は今から2万年程前のサケは今よりも大きくずっしりと重かったとする研究が発表されています。

これはスペイン、オビエド大学の考古学からなる研究チームが明らかにしたもので、10箇所の遺跡に残されていた30匹のサケの背骨について現在のサケの背骨と比較したものです。その結果、2万年程前の遺跡から見つかったサケは想定で1.3~2.2kg程の体重あったことがわかったとしています。現代のサケは約400gで先史時代のサケに比べ16~26cmほど小さくなっているとのことです。

研究者によると同じような遺跡からはサケの骨が当たり前のように見つかっているといいます。その上で、大きい魚を選んで捕まえた結果、小さい魚ばかりが生き残って繁殖、その遺伝子が受け継がれサケやマスが小型化したと考えられるとしています。

日本におけるサケについては、縄文文化が東日本で高度に発達した理由としてサケやマスといった食料資源の豊かさにあると説があり、これを証明するように東日本の当時の遺跡から多くのサケの骨が見つかっているとのことです。
また北海道のアイヌ民族はサケを神の魚などと呼んでおり、生活の大半をその恵みに依存していたとのことです。(参考)