Boarding Ring

今年4月にフランス人発明家が開発した乗り物酔いを防ぐという画期的なメガネを紹介しました。その後、日本へ輸入したものがAmazon等で販売されているのですが購入者からの評判は良いそうです。

季節は秋の行楽シーズに入っていますが、向かうところは山や森などグネグネ道が続くエリアが比較的多くなります。そこで気になるのは乗り物酔いです。人によっては短い移動距離でも乗り物酔いを起こす場合があり、例えばバスで移動する学校行事や家族との旅行などでは大変な苦労をされる方もいるそうです。

そこで乗り物酔いになりやすい人の95%に効果があったという「Boarding Ring(ボーディングリング)」を今年の4月に紹介しました。発売から半年以上が経過した現在、いくつかレビューが寄せられているのですが、“効果がある”というレビューが多く寄せられています。

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どうしてこのメガネをかける酔わなくなるのか。開発したフランス人発明家で元々メガネ屋だったという、ユベール・ジャナン氏によると、乗り物酔いとは視覚に頼らず平衡感覚を知覚する内耳と、目から入ってくる水平の情報に誤差が生じることで発生するといいます。
メガネには正面と側面に4つのリングがあり、それぞれに液体が半分から1/3ほど入っています。液体は常に水平保つため、メガネをかければいつでも水平を見ることができ、内耳と視覚の水平が一致し酔わなくなるという単純な仕組みです。(参考)

ただそれだけのメガネなのですが、効果は公に認められているらしく『CE(クラス1)』という医療機器メガネ(フランス)として認定されています。(メガネはアムステルダムの船舶用品見本市に出展され「Dame Award」を受賞しています)

ジャナン氏によると、8分間の着用で着用後も乗り物酔いを防ぐ効果が持続すると謳っているのですが、乗り物酔いになってから着用しても6分前後で症状が和らいでいくとのことです。

Boarding Ringの価格はフランスでは60ユーロ(約8,200円)なのですが、日本では14,000円前後で輸入業者により販売されています。アメリカのAmazonなど個人輸入出来る方はもう少し安く購入できるかもしれません。