Xperia 百度

先日発売されたSONY製スマホXperia Z3 をはじめXperiaシリーズについて、中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」のフォルダが生成され、削除しても再び蘇るという不審な動きをしていることが明らかになりました。百度は昨年12月、パソコン向け日本語入力ソフトで入力した全ての内容を外部に送信していたとし問題視されていました。

スマホ系情報サイト「すまほん!!」によると、SONY製Xperia端末でAndroid 4.4.2または4.4.4 KitKatのファームウェアがインストールされている記憶領域に「Baidu」というフォルダが生成される問題が発覚したと報じています。

これは海外ユーザーが指摘したもので、SONY公式サイトのサポートフォーラムでも既に問題視する声が寄せられているとのことで、多くのユーザーがスパイウェアではなかと指摘されているそうです。

▼記憶領域に生成されるBaiduフォルダ
Xperia 百度_1

Xperiaユーザーによるとこの「Baidu」フォルダは削除が可能なものの、電源を入れ直すごとにつまりOSを再起動する度にBaiduが自動的に生成されるそうです。具体的には海外ユーザーによるとMyXperiaアプリが実行される度に生成されるそうで、これを解決するには特殊な操作が必要だとしています。

また、My Xperiaアプリが何らかの通信を行っているとも指摘されており、宛先は中国・北京のサーバーになっているとのことです。

この問題についてSONYは「将来のアップデートでBaiduフォルダは削除される」と回答しているものの、なぜBaiduフォルダが存在するのか説明する責任が持たれています。


Baiduについては内閣官房情報セキュリティセンターや文部科学省が2013年12月、中国検索最大手「百度(バイドゥ)」製の日本語入力ソフトBaidu IMEについて、パソコンに入力した全ての文字情報が同社のサーバーに送信されるとし、各省庁を始め、大学や研究機関に対し使用を中止する通達を出しています。(参考

また2014年6月には中国で製造されAmazonなど世界中で販売されている中国製のAndroidスマホStar N9500に削除不可能なスパイウェアが発見されたと報じられています。(参考