第2ロッテワールドタワー2

韓国で建設されている超高層ビル第2ロッテワールドタワー。この建物について床の一部に亀裂のようなものが走っているというネットユーザーが撮影した写真が話題になっています。

韓国、ソウルの第2ロッテワールドで建設されているのは地上555m、123階建ての第2ロッテワールドタワーです。最近、このタワー内部で撮影された1枚の写真が話題になっているといいます。なんと5階、6階にある施設の床に複数の亀裂が映し出されている写真です。

ロッテタワーの床の亀裂が見つかる 関係者「演出だから気にしないで」 | ゴゴ通信(GoGo通信)

第2ロッテワールドタワー

第2ロッテワールドタワー_1

この写真は韓国のネットユーザーにより拡散され、マスコミも報じるなど問題視されているのですが、写真についてひび割れがあることは施工者は事実であること認めているそうです。その上でこのヒビ割れは「ソウルの昔の姿を再現した“ソウル3080”というエリアに昔の雰囲気を演出するために作った」としており、またひび割れはデザインであり「多額の費用をかけ作ったものだ」と主張しています。

ひび割れは構造上の安全性に影響をあたえるものではないとしています。

第2ロッテワールドタワーについてはビルのコア部となるメガ柱について24本(4階から10階の部分)に98箇所の亀裂が確認されています。これは“演出”ではなく溶接熱という作用で発生したことが明らかになっています。

メガ柱の亀裂

ちなみに、専門家らは「亀裂の原因が明らかになるまでメガ柱を積み上げるのは中止するべきだ」としており、構造物診断専門業者らの精密安全診断が行われていたのですが、結果が出る前に柱を積み上げていったことが明らかになっています。