
蝶やアリなど多種多様な昆虫がいますが、その元となった昆虫はいつ地上にあらわれたのか、最新の研究が報告されています。
日本をはじめドイツ、アメリカなど約100名の研究者からなる国際研究チームは、昆虫の起源は今から約4億8000万年前だとする論文を発表しました。
昆虫の起源は4.8億年前 筑波大など研究チームが分析 :日本経済新聞
研究チームによると年代の推定は現在の32目、103種約1500の全遺伝情報と化石37種から調べられわかったことだといいます。結果、これまで4億年前に出現したという昆虫の起源は8000万年さかのぼり4億8000万年前ということがわかったとしています。
▼トンボの化石(1億1000万年前)参考

この研究チームの1人、筑波大学の教授によると昆虫は初期の陸上生体系を作り出した生物群の1つであることがわかったとしており、多くの昆虫が備えている羽については4億年前には既に獲得していたこともわかったとしています。
▼ゲノム情報で昆虫の高次系統関係と分岐年代を解明(筑波大学)

従来昆虫はデボン紀と呼ばれる今から約4億1600万年前から約3億5920万年前にあたる初期に昆虫類が誕生したと言われていました。今回の研究ではシルル紀を超えオルドビス紀からカンブリア紀後期にあたることから、地上に植物や他の生物が進出したとほぼ同じ時代に、現在みられる昆虫の祖先が地上に進出したということになりそうです。
ちなみに、陸に上がる前の昆虫の祖先はミジンコのような生物であったと考えられているそうです。
昆虫の起源は4.8億年前 筑波大など研究チームが分析 :日本経済新聞
研究チームによると年代の推定は現在の32目、103種約1500の全遺伝情報と化石37種から調べられわかったことだといいます。結果、これまで4億年前に出現したという昆虫の起源は8000万年さかのぼり4億8000万年前ということがわかったとしています。
▼トンボの化石(1億1000万年前)参考

この研究チームの1人、筑波大学の教授によると昆虫は初期の陸上生体系を作り出した生物群の1つであることがわかったとしており、多くの昆虫が備えている羽については4億年前には既に獲得していたこともわかったとしています。
▼ゲノム情報で昆虫の高次系統関係と分岐年代を解明(筑波大学)

従来昆虫はデボン紀と呼ばれる今から約4億1600万年前から約3億5920万年前にあたる初期に昆虫類が誕生したと言われていました。今回の研究ではシルル紀を超えオルドビス紀からカンブリア紀後期にあたることから、地上に植物や他の生物が進出したとほぼ同じ時代に、現在みられる昆虫の祖先が地上に進出したということになりそうです。
ちなみに、陸に上がる前の昆虫の祖先はミジンコのような生物であったと考えられているそうです。