APV-3

NASAが開発したのは航空機が離着陸する際に使用するフラップという装置の進化版です。細かに別れたフラップによりこれまでも効率的に飛行できるようになるとしています。

「フラップ」と聞いても一般の人はパッと思い浮かばないと思いますが、これは私達が利用する旅客機からセスナ機、そしてステルス戦闘機に至るまで搭載されている装置です。具体的には主翼の前縁、そして後縁についており、これをニョキッと出すことで低速でも機体を浮かせる力、つまり揚力を得てより低速で離着陸を可能にする装置になります。

▼旅客機におけるフラップの動作


通常、フラップは離着陸に応じて数段階の角度を調整できる程度のものだったのですが、今回NASAが開発した『セグメントテッド・フラップ(Segmented Flaps)』は片翼あたり22個という細かいセグメントに分けられており、それぞれをコンピュータ制御で個々に制御するというものです。

▼細かく区切られたフラップが確認できる
APV-3_1
 
これを行うにあたって複雑な計算と大量のデータのやり取りが必要となったのですが、コンピュータとそれぞれの翼に付けられたセンサー間を光ファイバーケーブルで結ぶことでこれを解決したといいます。

NASAによると従来のフラップとくらべて大幅な飛行効率の改善を図ることができるとしており、将来的には小型の無人機から旅客機に至るまで搭載出来るよう実用化を目指していいくとしています。 

参考:BusinessNewsline,NASA 
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