アニメやゲームに出てきそうな未来の航空機「空中空母」。これを実際に開発しようとアメリカの国防高等研究計画局(DRAPA)はアイディアの募集を開始しました。写真は1970年代に考案されたボーイング747-400型機の空中空母(参考)
CNNによるとアメリカ国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が無人機を運用する空中空母の開発アイディアを一般から公募するという発表を行ったと報じています。
CNN.co.jp : 無人機用の「空中空母」のアイデア公募 米国防機関
記事によると、空中空母を開発する理由について無人機の短い航続距離で現在遂行できない任務を行うためだとしています。この空中空母から展開した無人機は空対空ミサイルの発射や誘導爆弾の投下という一連の任務を行った後、空中空母と共に基地に帰還するという運用方法がとられるとのことです。
また空中空母のサイズなど細かな要望もあり、まず大きさは一般的な滑走路から離陸できるB-52といった爆撃機から大型輸送機サイズで、今後4年以内に開発、設計できそうな機体構造。そして安い素材から機体が作られることが好ましいとしています。
空中空母とは若干異なるものの過去にも大型の航空機から戦闘機を展開するという、所謂パラサイト・ファイターがあります。意外と多く考案されており代表的なものとしては第二次世界大戦前後のソ連のバクミストロフ空中空母計画(参考)やアメリカのB-36とXF-85、そしてTomTom計画のEB-29AとEF-84D、日本では特攻作戦として実践投入された一式陸攻と桜花があります。
いずれも航続距離が問題や母機を護衛するために開発されたものが多いのですが、増槽(落下タンク)の登場や空中給油機の登場でこれらは姿を消しています。
▼バクミストロフ空中空母計画
▼XF-85、母機はB-29の派生型
▼TomTom計画
CNN.co.jp : 無人機用の「空中空母」のアイデア公募 米国防機関
記事によると、空中空母を開発する理由について無人機の短い航続距離で現在遂行できない任務を行うためだとしています。この空中空母から展開した無人機は空対空ミサイルの発射や誘導爆弾の投下という一連の任務を行った後、空中空母と共に基地に帰還するという運用方法がとられるとのことです。
また空中空母のサイズなど細かな要望もあり、まず大きさは一般的な滑走路から離陸できるB-52といった爆撃機から大型輸送機サイズで、今後4年以内に開発、設計できそうな機体構造。そして安い素材から機体が作られることが好ましいとしています。
空中空母とは若干異なるものの過去にも大型の航空機から戦闘機を展開するという、所謂パラサイト・ファイターがあります。意外と多く考案されており代表的なものとしては第二次世界大戦前後のソ連のバクミストロフ空中空母計画(参考)やアメリカのB-36とXF-85、そしてTomTom計画のEB-29AとEF-84D、日本では特攻作戦として実践投入された一式陸攻と桜花があります。
いずれも航続距離が問題や母機を護衛するために開発されたものが多いのですが、増槽(落下タンク)の登場や空中給油機の登場でこれらは姿を消しています。
▼バクミストロフ空中空母計画
▼XF-85、母機はB-29の派生型
▼TomTom計画