MH17便

今年の7月、ウクライナ上空を飛行していたマレーシア航空機が撃墜され墜落するという事故が発生しました。ロシア国営放送この新たな衛星写真として戦闘機から発射されるミサイルと旅客機が写った映像(画像)を報じました。

これはロシア第1テレビが世界ではじめて公開した内容として、2014年7月17日ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空MH17便について、これが戦闘機による撃墜だとする人工衛星写真を公開しました。

ウクライナ上空でマレー機が戦闘機に撃墜の映像がロシアで公開 (写真) - News - 国内 - The Voice of Russia

この映像(写真)は航空専門家歴20年のジョージ・ビルトという人物がロシア技師連盟宛にメールに動画を添付するという形で提供したもので、番組ではこのロシア技師連盟のイヴァン・アンドリエフスキー第1副会長を呼び解説されました。

提供者、ビルド氏によると「マレー機はこれを追跡していたジェット戦闘機によって撃墜された」と主張していおり、まず戦闘機から機関砲が放たれコクピットを破壊、続けて2発の空対空ミサイルで落とされたなどとしています。



ただしロシア第1テレビで報じられたものは静止画で、このような攻撃方法がとられ撃墜されたという映像は確認できませんでした。アンドリエフスキー氏によると提供されたビデオは捏造されたものではないと話しています。

ロシア国営が発表した旅客機の墜落映像
▲ロシア国営のニュース映像、左下に見えるのはウクライナも保有しているSu-27戦闘機もしくはその派生型。旅客機との距離は数百メートルとのことです。

マレーシア航空MH17便は事件後早い時期に撃墜されたと判断され、現在も撃墜により墜落したと見方が示されています。これについてウクライナはロシアからウクライナ領内に進入し親ロシア派が操作する地対空ミサイルにより撃墜されたと主張しており、ロシア側はウクライナの戦闘機により撃墜された主張しています。またロシアは4日後にウクライナのSu-25戦闘機が撃墜したなどとしていました。

現在もどのようにして撃墜されたか分かっておらず未解決の航空事故となっています。