F-117

2008年に全機が引退したはずのF-117が先月、ネバタ州で飛行している様子がスクープされました。いったい何故、黎明期のステルス機が未だに運用されているのでしょうか。

従来の飛行機とはかけ離れた形状をしていたアメリカのステルス攻撃機、F-117ナイトホーク。形のユニークさもあり映画やアニメなど様々な場面で登場した機体なのですが、この機体は2008年に全機引退(運用終了)しています。

しかし2014年10月8日、ネバタ州ラスベガスの北西部に位置するトノパーテストレンジ(トーノパ試験区域)で航空機愛好家の男性によりこの機体が飛行している様子が撮影されました。いったい何故F-117が運用され続けているのか。航空業界関係者の意見は2つあるそうです。

引退したはずのF-117が密かに飛行、USAFがF-117の運用を続けている理由とは? - BusinessNewsline

レーダーシステムを評価するため?

いずれの案も研究目的であることは間違いないとされているのですが、その1つとしてステルス機を飛ばし現在開発しているステルス機を探知できるレーダーを試験するというものです。
ただし、これまで複数のステルス機が作られており維持、運用の面で問題がありそうなF-117をわざわざ使用する理由は不明です。

▼F-117
F-117_1

無人ステルス機として生まれ変わっている?

F-117はその極めて特異的な形状からコンピュータ制御で機体を飛ばすという、後の「フライ・バイ・ワイヤ」と呼ばれるシステムが導入されました。これを無人で行うよう改造し、有人から無人ステルス機して何らかの試験評価のために使用しているという説です。有人機を無人機に改造された例はこれまでも数多くあり2013年9月にはF-16という機体が無人機化されています

しかし、無人ステルス機は既に空母から離発着できるまで技術が進んでおりわざわざお金をかけF-117を改造する意味に疑問があります。


ちなみに、米軍事専門誌 「Defense News」は米空軍(USAF)にF-117を飛行させている理由を質問したところ、明確な回答は得られなかったとしています。
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