単発エンジンとしては史上最大の出力を誇るF-35。そこから発せられる音についてはF/A-18E/Fを超えるとも言われることもありました。そこで米軍は今後寄せられる苦情回避の目的もあるのか、実際に測定した結果を発表しました。
アメリカを含め西側諸国の多くで配備されると言われるF-35。しかし、既に配備されている地域や航空祭などに訪れた時に“F-35はうるさかった” など比較的多く言われることがあります。そこで米軍がF-22やF-15などと歴代戦闘機と比較しどのくらいものか比較検証したそうです。
F-35Bの騒音は既存の戦闘機並み、米国防総省が調査報告書を公開 - BusinessNewsline
これは先月28日にF-35計画室長(F-35 Joint Program Office)が発表したもので、調査報告書「F-35 Noise Measurement Executive Summary」によるとこれまで他の戦闘機よりも一回りうるさいなどと言われているF-35の騒音について、少なくとも他の戦闘機を超えるような騒音は出してはないとしています。
参考:BusinessNewsline
この資料は米国防総省が最近公開したというものなのですが、エンジン出力最大時とアフターバーナー時の騒音が測定されています。
エンジン出力最大の時ではF-35Bは146デシベル、Aが154デシベルとなっており、これはF-22やF-15Cとほぼ同じとなっています。またアフターバーナー時についてもF-35B及びAは149デシベルとなっており、F-22やF-15C、「やかましい」とよく言われるF/A-18E/Fと全く同じだったようです。
▼F/A-18E/F
もう一つの資料では基地周辺住民がもっとも感じる離着陸時の騒音についてまとめられており、離陸時の比較としてF-35AはF/A-18E/Fよりも1デシベル小さく、着陸時にいたってはF/A-18E/Fより12デシベルも小さいことが記されています。
参考:BusinessNewsline
逆に言うとよく言われる「F/A-18E/Fはうるさい」ということを証明する資料になるのですが、少なくともF-35シリーズがF/A-18E/Fよりもうるさいということではないとしています。
その上でうるさく感じる理由について、F-35は最新の機体でF/A-18E/Fよりも全長で3mあまり小さく、F/A-18E/F並の騒音を出すことから感覚的に大きく感じてしまうという錯覚によるものなのかもしれません。
F-35Bの騒音は既存の戦闘機並み、米国防総省が調査報告書を公開 - BusinessNewsline
これは先月28日にF-35計画室長(F-35 Joint Program Office)が発表したもので、調査報告書「F-35 Noise Measurement Executive Summary」によるとこれまで他の戦闘機よりも一回りうるさいなどと言われているF-35の騒音について、少なくとも他の戦闘機を超えるような騒音は出してはないとしています。
参考:BusinessNewsline
この資料は米国防総省が最近公開したというものなのですが、エンジン出力最大時とアフターバーナー時の騒音が測定されています。
エンジン出力最大の時ではF-35Bは146デシベル、Aが154デシベルとなっており、これはF-22やF-15Cとほぼ同じとなっています。またアフターバーナー時についてもF-35B及びAは149デシベルとなっており、F-22やF-15C、「やかましい」とよく言われるF/A-18E/Fと全く同じだったようです。
▼F/A-18E/F
もう一つの資料では基地周辺住民がもっとも感じる離着陸時の騒音についてまとめられており、離陸時の比較としてF-35AはF/A-18E/Fよりも1デシベル小さく、着陸時にいたってはF/A-18E/Fより12デシベルも小さいことが記されています。
参考:BusinessNewsline
逆に言うとよく言われる「F/A-18E/Fはうるさい」ということを証明する資料になるのですが、少なくともF-35シリーズがF/A-18E/Fよりもうるさいということではないとしています。
その上でうるさく感じる理由について、F-35は最新の機体でF/A-18E/Fよりも全長で3mあまり小さく、F/A-18E/F並の騒音を出すことから感覚的に大きく感じてしまうという錯覚によるものなのかもしれません。