自走ロケット砲

一般住民が暮らすマンションの近くで多連装ロケットを発射する車輌。映像はウクライナ東部の都市「ドネツク」で撮影されました。

動画が撮影されたのは、旅客機が撃墜されたウクライナ東部の街ドネツクです。この街は現在親露派によりドネツク人民共和国などと一方的に建国が宣言された地域になるのですが、ウクライナ軍を狙ったと思われる自走ロケット砲の動画が公開されました。

撮影したのは一般住民のようで、高層マンションが立ち並ぶ隣の広場(駐車場?)のようなところから爆音を鳴らしながら多数のロケットが発射されています。

*音量注意


ロケットを発射したのは旧ソ連が1960年代に開発したBM-21 グラートという自走多連装ロケット砲です。トラックのようにロケットを積んだ荷台を上げ、搭載された122mmロケット(弾数40発)を発射します。

BM-21はコピーを含め世界で最も使用されている自走ロケット砲とされており、弾頭についても射程の異なる通常のものから地雷を散布するものや水中爆発弾頭、レーダーを妨害するジャミング弾、その他にも化学兵器弾頭なども製造されているといわれています。