VT4 中国

中国メディアが「厚さ1mの鉄板を撃ちぬく戦車が開発された」などと報じた所、中国のネットユーザーからホラ吹き呼ばわりされる状態になったとのことです。

先日、中国メディア「観察者網」は2014年11月に開催された珠海航空ショーにて展示されていた新型の国産戦車を紹介しました。これは新開発の輸出型戦車「VT4」というもので報道によると「機動性と防護力、情報技術分野の性能は世界最新の水準に達している」とし、「125mm戦車砲の砲弾には厚さ1mの鉄板を撃ちぬく威力がある」などとしているものです。

「厚さ1メートルの鉄板を撃ち抜く」と豪語する中国の最新戦車...:レコードチャイナ

この報道に早速反応したのが中国のネットユーザー達です。
「厚さ1メートルって、どんな鉄板なんだ!」 
「国産の安物の鉄板だろ」
「そんな鉄板見たことない」
「またそんな大ぼらを吹く」

「そんな砲弾あるはずがない」ということなのですが、実はその程度の鉄板つまり鋼鉄を撃ちぬく砲弾が既に開発されています。

▼APFSDS


これは徹甲弾の一種「APFSDS」、日本語では「装弾筒付翼安定徹甲弾」などと呼ばれているものでWikipediaを調べる程度でも「120mm滑腔砲で使用されるAPFSDSは、500-1,000mm程度のRHA(均質圧延鋼装甲)を貫くことが可能となっている」と書かれています。

つまり、VT4戦車はAPFSDSを打ち出すことができる一般的な戦車で、最大で1mほどの鉄板を貫くことができると大げさに表向けの性能を発表したところ、嘘つき呼ばわりされてしまったということになりそうです。正しいといいえば正しいとも言えるのですが、中国メディアがいかに信頼されていないのかよく表現される結果となりました。
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