MS-NH1

最近、新聞やネットメディアで「スティック型PC」なるものを目にしたことはないでしょうか。テレビのHDMI入力に接続して使うという全く新しいコンセプトのパソコンなのですが、かなり売れているそうです。

マウスコンピュータから発売されたのはUSBから電源を取り、HDMI接続でテレビといったモニターに映像を出力するパソコン「m-Stick MS-NH1」(以下MS-NH1)です。

サイズは縦10cm、幅4cm、厚さ1cm程度というこれまでにないサイズ、OSはAndroidではなくWindows 8.1 with Bing 32ビットを標準搭載。他にはBluetoothや無線LANなどを搭載し価格は2万円前後というものになります。このパソコンが発売されたところマウスコンピュータの株価がストップ高になるといういろいろ話題を集めています。

個人的にあまり注目していなかったものなのですが、売り切れが続出するという何年ぶりか分からない「売れるWindowsPC」となっているそうです。


最大の特徴は小さいことと、テレビをパソコン画面に出きるという点、そしてMS-NH1だけでパソコンとして使えるので例えば仕事などプレゼンの際はノートPCを持ち歩く必要はないという点です(ただし、USB出力のACアダプター、無線もしくはUSB接続のマウス・キーボードが必要になる)。また公式では店頭ディスプレイへの出力機としても使用できるなど利用方法をあげています。

結局のところ何がウケて売れているのかということに「よくわからない」と印象があるのですが、購入者は艦コレといったブラウザゲームのプレイ機、ニコニコ動画、Youtubeといった動画再生機として使用している感じを受けます。

ただこの製品を購入した人のレビューではYoutubeのフルHDの動画を再生できるものの本体の温度の関係でコマ落ちする(CPUの処理速度を低くし温度を下げようとする機能が働く)といった仕様上の問題が報告されています。