これまで何度か紹介したことがあるバイオライト社のアウトドア用ストーブ。その中でも一人用の「キャンプストーブ」はガスを使用せず、木といった自然の燃料を燃やし料理が出きる一方、発電しUSB経由でスマホ等を充電できるということで、ストーブとしては高価なのですが世界で注目を集めた商品となりました。

そこで最近新たに作られたのは同じ機能を備え大型化した「ベースキャンプ」です。ベースキャンプはキャンプストーブで多く寄せられていた「一人用でしか使えないない」という要望に答えた商品となっており、この商品のレビューを行っているGIGAZINEでは2～3人分ほどの量ならば一度に、また短時間で作ることができそうな感じです。


Photo:GIGAZINE　「最初の薪をくべてから10分ほど待ったら、食材をどんどん載せてみます。あまりの火力にパプリカが一瞬にして灰になりかけました。」

バイオライト社のストーブはロケットストーブという高効率で燃料を燃やし大火力を得るという方法が取られてます。そのため燃料の消費が早いものの、代わりに十分な火力が得られるのが特徴です。

ベースキャンプの基本スペックとしては、グリルのサイズは33cm、USB充電可能な内蔵された2200mAhリチウムイオン電池、「キャンプストーブ」と同じく熱電変換素子により発電を行いファン回しを火力を上げ、モバイル端末を充電を可能にします。(USB出力は5W、1Aで、一部タブレット端末は充電不可能)

また、以前のキャンプストーブは鍋を持ち上げ燃料を入れる必要があったのですが、ベースキャンプは下部にトンネル状の投入口があり、薪等をそのまま入れることが可能になりました。


キャンプストーブに比べかなり大型化しているので持ち運びが困難になりましたが、キャンプ場をはじめ比較的標高の低い山では十分使えるレベルの物となっています。もちろん、ガスといった化石燃料は一切使用しないので災害用の調理道具としても使うことができます。