アリハント

インドが開発している原子力潜水艦について、先日洋上試験を行う様子が撮影されました。この潜水艦は進水時に1枚、5年ぶりに今年撮影された1枚の2枚のみ公開されており極秘の潜水艦とされています。

インドメディアによると今月15日、初の国産戦略原子力潜水艦「アリハント」についてヴィシャーカパトナム港出港し洋上試験行ったと報じているそうです。

インド初の国産原潜、洋上試験に出発_中国網_日本語

アリハントは現在1隻が製造されている原子力潜水艦です。冒頭紹介したように極秘の扱いがされており、動画どころか写真についても過去に2枚しか公開されたことがないという扱いになっています。

アリハント級原子力潜水艦についてこれまでの報道によると、2009年に進水し2013年8月原子炉が臨界に達したとインドで報じられています。また今年2014年に大規模な試験を行い2015年に就役すると予想されており、今回の試験はこれに向けた最終的なものと考えられます。

▼2014年8月に撮影されたアリハント
アリハント級戦略原子力潜水艦

同艦のスペックについては6つの魚雷発射管と4つの垂直発射管がそなわっており、垂直発射管にはK-4という射程3500kmの中距離潜水艦発射弾道ミサイルが4発、もしくはK-15という700kmの短距離潜水艦発射弾道ミサイルが各発射管に3発、計12発が搭載されているとされています。

潜水艦本体は全長112m、原子力蒸気タービン1軸(27,000馬力)、水中速力は24ノット、乗員95名とされています。

アリハント_1
 
アリハント_2