CARE

今月18日、インド宇宙研究機関が打ち上げた無人の有人宇宙船「CARE」について、この試験に成功したと発表しています。

インド宇宙研究機関(ISRO)は今月18日、ロケット「LVM3」(GSLV Mk-Ⅲ)を使用し有人宇宙船「CARE」の打ち上げを実施しました。宇宙船は地球を周回するのではなく、弾道飛行という形式になったものの宇宙船はその後インド洋に着水し回収に成功したと発表しています。

インド宇宙機関、有人宇宙船「CARE 」の無人による初飛行試験に成功 - BusinessNewsline

インドが開発する有人宇宙船「CARE」は将来宇宙飛行士が乗り込む宇宙船の再突入実験体です。現段階ではこれに人が乗り込み宇宙へ行くことはできないものの、将来的にCAREをベースに実証モデルを製作し再度試験を行った後有人飛行を目指すとしています。

具体的に有人飛行までの計画は示されていないとのことなのですが、ロシア(ソ連)、アメリカ、中国に次ぐ4番目の有人宇宙飛行を行った国としてインドが入るのは確実と考えられます。

LVM3

LVM3はインドが開発した国産の新型ロケットで今回の試験で初めて打ち上げが実施されました。ロケットは打ち上げ時、両脇の巨大な固体ロケットS200により行なわれその後中央のL110の液体燃料ロケットに点火するという方法がとられています。
つまり固体ロケットブースターは補助ブースターではなく一般的にいわれる一段目となり液体ロケットが二段目になります。

LVM3_1

▼打ち上げの様子


image_5