ストラル級強襲揚陸艦

ウクライナ問題によるEUの経済制裁の一環として引き渡しが凍結されたフランスが建造したロシア海軍の強襲揚陸艦2隻について、エジプトへの売却が正式に決まったと発表されています。

フランスメディアによると9月23日、ミストラル級強襲揚陸艦2隻(ウラジオストク、セヴァストポリ)について正式にエジプトへ売却することが決定したと報じています。

フランス、ロシアへの引渡し困難となったミストラル級強襲揚陸艦のエジプト売却が決定 - BusinessNewsline

ミストラル級強襲揚陸艦「ウラジオストク」と「セヴァストポリ」はロシア政府の発注を受けフランスが建造した艦船です。ウラジオストクについてはロシア海軍も参加した各種航行試験が行われロシアへ引き渡しのみ待った状態でした。しかし、ウクライナとロシア生じた問題でEUがロシアに対し経済制裁を発表しこれによりフランス政府は同艦2隻についてロシア側へ引き渡しを凍結しました。

今年8月にはフランスはロシアが支払っていた2隻分の12億ユーロを全額返還することで合意しており、宙に浮いた強襲揚陸艦の行方が注目されていました。今回エジプトに売却されることが正式に決まったことで報じられている売却額は2隻で9億5000万ユーロ、引き渡しは来年2016年3月になります。

ミストラル級強襲揚陸艦「ウラジオストク」と「セヴァストポリ」についてはロシアへの輸出が凍結以降、中国をはじめNATO加盟国に売却されるのではないかと予想されていました。ただ、この艦は仕様がロシア海軍向けに作られていることから他国が使用した場合コストパフォーマンスが著しく悪い強襲揚陸艦になるとされ、結局ロシアに転売されるのではないかと噂されています。

▼ミストラル級強襲揚陸艦ウラジオストク
ミストラル級強襲揚陸艦_1

強襲揚陸艦ウラジオストクはフランスで2012年2月1日に起工し2013年10月15日に進水した最新の強襲揚陸艦です。船体は全長210m、全幅32m、排水量2万1500トンで航空機を搭載しない場合は格納庫に290輌あまりの戦闘車両が搭載できます。
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