生まれ変わった公衆電話

携帯電話の普及で公衆電話が姿を消しつつあるなどと耳にすることもありますよね。今回は必要とされなくなった公衆電話についてニューヨーク案とも言える「公衆Wi-Fiステーション」に変更する例を紹介していきます。

2014年11月、LinkNYCという官民協力のプロジェクトでニューヨークにある全公衆電話を全て公衆Wi-Fiステーションにするという計画が発表されました。

すべての公衆電話を無料のWi-Fi&充電スポットに:ニューヨーク « WIRED.jp

計画によるとニューヨークにあるという10,000台の公衆電話について周囲45メートルの範囲内に届くギガビットのWi-Fiスポットを設置。合わせてニューヨーク市の情報を閲覧できるタッチ画面が備わり、これを操作することで緊急サービスに通報できる機能が付けられました。

生まれ変わった公衆電話_1

ステーションはスマートフォンや無線LANを搭載した端末であれば無料で使うことができるとしており、新たに導入される端末や運用にあたって発生する経費については公衆電話に広告を掲載することでサービスを提供することができるとしています。

LinkNYC計画は2015年にも開始するとのことです。

生まれ変わった公衆電話_2

海外で生まれ変わった公衆電話(ボックス)の例として、イギリスでは近所の人たちが不要な本やDVDを寄贈するというスタイルのミニ図書館となった例が報告されており、他国では芸術施設やシャワー、公共トイレなど第二の人生を歩んでいるとされています。