スマホ

アメリカの国家安全保障局(NSA)が行っていた個人情報収集問題については2013年によく報じられていましたが、一方中国ではスマホに特定のウイルスを組み込み、通話内容や写真といったプライベートな情報を抜き出すことを行うと報じられているそうです。

環球時報の英字版によると、中国浙江省の温州市警察当局が国民のスマートフォンや携帯電話の内容を監視するというソフトウェアを開発、導入する方針を明らかにしたと報じています。

中国、スマホ監視で「トロイの木馬」導入へ 予算300万円と国営紙 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

記事によると、このソフトウェアは利用者の同意なしで外部にファイル等を送信するといういわゆるトロイの木馬というウイルスで、iPhoneやAndroid端末に組み込み本体に保存された通話記録やメール、写真などありとあらゆる個人情報を抜き出すことが目的だと警察当局の文章として掲載されていたといいます。

この情報は温州経済技術開発区というウェブサイトにあった資料が元になっており、これを見た中国人らは中国版ツイッターに拡散し話題になっていたといいます。この資料及びページは後日削除されています。

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中国のニュースサイトの情報によると、これらソフトウェアはiPhoneでは『脱獄』した端末においてインストールさせるというものであり、公式サイトからダウンロードするソフトには含まれてはいないとのことです。ちなみにこのアプリの開発は14.9万元(約300万円)かけ開発するとしていたようです。