紫檀漆心百宝嵌宝花宝座_3

中国でオークションにかけられているのは清時代中期に作られた皇帝が座る椅子です。非常に珍しい物で競売開始値の段階で既に6億円を超える価格が付けられているとのことです。

中国南京市にある迎春競売会事前展示会に出品されたのは紫檀漆心百宝嵌宝花宝座という椅子です。これは清の第6代皇帝「乾隆帝」(1735年10月8日 - 1796年2月9日)が使用していた椅子でシタン(紫檀)にはラピスラズリといった宝石が埋め込まれており、豪華な装飾が施されているといいます。

「乾隆宝座」が南京に現れる、競売開始価格は3500万元 | 新華ニュース 中国ビジネス情報

博物館にあっておかしくはない品なのですが、元は紫禁城皇極殿に置かれていたものの、ラストエンペラーで知られる愛新覚羅溥儀(1906年2月7日 - 1967年10月17日)により持ちだされ民間に流出した経緯があるそうです。

紫檀漆心百宝嵌宝花宝座_1

紫檀漆心百宝嵌宝花宝座_2

椅子は高さは101.5cm、幅113.5cm、奥行き78.5cmというサイズで、ご自宅にも置けるというサイズになっています。