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ありとあらゆる文化、習慣についてその起源を主張する韓国。これは日本や中国では非常に有名な話のですが、その中でも象徴的な桜の起源について春を待たず新年早々議論されていたそうです。

桜の木はどこから来たものなか。日本人はそこまで気にする人はいないものの韓国では違います。彼らによると桜の木は韓国が原産であり、日本で植えられた桜についても元は韓国に自生していたものだと主張しているのです。

韓国で桜の原産地論争が再燃か―DNA解析で科学的には決着済み:レコードチャイナ

このようなことが毎年桜が咲く季節になると繰り返し繰り返し議論されてるのですが、今年は一足早くインターネット掲示板で“花が咲いた”と話題になっていた。
韓国のネットユーザーが掲示板に書き込んだ内容とは「日本に住む韓国人の友達からは韓国の桜よりも日本の桜の方がきれいだ」と言われ、桜について調べたところ『日本の桜は江戸時代に日本人が済州島からソメイヨシノを日本に持って行った』と主張する学者が多い。この証拠となる文章は見つかっているの?」と問いかけたものでした。

この書き込み寄せられたコメントの大半は「日本のソメイヨシノは済州島から持って行ったものだというのは韓国では常識だ」 「諸説あるが、済州島説が一番有力だ」というものだったといいます。つまり、韓国では日本に植えられている桜(ソメイヨシノ)の原産は韓国という主張が通っているそうなのですが、科学的にはどうなのでしょうか

これは韓国のソウル大学が行ったソメイヨシノのDNA解析によるものなのですが、結果は韓国、台湾、日本に広く自生するエドヒガンという種と済州島には存在しないオオシマザクラ(伊豆半島、伊豆大島などが原産地とされる)が交配し生まれた種であることが判明したとしていました。つまり、済州島の桜(エドヒガンや韓国の固有種である王桜)は日本のソメイヨシノとはDNAが異なっていると科学的に結論付けられているとのことなのですが、この研究を行った韓国人研究者は2014年4月、韓国KBSの取材に「論文に誤りがあった」などと主張しソメイヨシノの起源が王桜であるとする論文を発表するなどと話していたとされています。

なぜ韓国人はソメイヨシノは韓国が原産だと主張する人が多いのでしょうか。理由は複数あるのですが元となったのは日本の植物学者第二次世界大戦より以前の時代あるとされています。これはこの人物が「王桜の原産地は済州島」「王桜とソメイヨシノが同種である可能性がある」というと主張したところ、韓国人らが何故か日本のに植えられているソメイヨシノを含む世界の桜は韓国が原産だという主張を始めたとされています。(王桜は韓国が原産であることは確認されている)

また、事実がねじ曲げられている理由について韓国の大手メディアが桜の咲くころになると「ソメイヨシノが韓国済州島起源で江戸時代に日本に伝播した」と国内外に広報活動も行っていることに原因があるともされています。

参考:王桜 - Wikipedia