
太陽の熱を集め発電を行う太陽熱発電所。日本ではめったに見かけることができない施設なのですが、アメリカで稼働している世界最大の太陽熱発電所である問題が浮上しているといいます。実は大量の野鳥がここで死んでいるというものです。
世界最大の太陽熱発電所があるアメリカ。乾燥大地に数十万枚という数え切れない鏡を設置し光を反射、光を塔に集め発電を行うというクリーンな発電施設なのですが、この敷地内にて大量の野鳥が焼け死んでいることが確認されていると報告されています。
世界最大の太陽熱発電所でまた問題が浮上、大量の野鳥が丸焼けに - BusinessNewsline
これはカリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)が公表した資料に書かれていたもので、同州にある世界最大の太陽熱発電所「Ivanpah Solar Power Facility」の施設内にて、野生の鳥類の死亡件数が看過しえない数字に達しているとする報告がされていたというものです。
単に鏡で光を集めているだけの施設でどのように鳥が死亡しているのかについて、多くの鳥は『焼き鳥』状態で見つかっているとしています。つまり、太陽熱発電所の中央付近にあるタワー付近に近づいた野鳥達が熱により一瞬で黒焦げになるという事態が極めて多く発生しているとのことです。
▼中央のタワー

Photo:ИнфоГлаз
この問題は今わかったものではなく2014年8月にアメリカの魚類野生生物局がカリフォルニア州当局に対し、多くの野鳥が太陽熱発電所で死亡していることを指摘しており調査が完了するまで「Ivanpah Solar Power Facility」で新たな施設の建設を中止するよう求めていました。

運営しているブライトソース・エナジー(BrightSource Energy)社の発表では年間1,000羽余りの野鳥が死亡している計算になるなどとしているのですが、環境保護団体によると28,000羽と主張しており、魚類野生生物局が昨年視察では2分に1羽の割合で野鳥が死亡していることを確認したとしています。
野鳥が太陽熱発電所に集まる理由について魚類野生生物局は「光に虫が集まることでその虫を食べようと鳥類が引き寄せられているのではないか」と話しているといいます。
全く予想していなかった今回の野鳥の死亡について、防止するためには野鳥がタワー付近に近づけないよう柵等を設ける必要があるのですが、かなり巨大なモノになる可能性が高く建設コストの関係で非常に難しい問題が発生したと言えそうです。
世界最大の太陽熱発電所でまた問題が浮上、大量の野鳥が丸焼けに - BusinessNewsline
これはカリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)が公表した資料に書かれていたもので、同州にある世界最大の太陽熱発電所「Ivanpah Solar Power Facility」の施設内にて、野生の鳥類の死亡件数が看過しえない数字に達しているとする報告がされていたというものです。
単に鏡で光を集めているだけの施設でどのように鳥が死亡しているのかについて、多くの鳥は『焼き鳥』状態で見つかっているとしています。つまり、太陽熱発電所の中央付近にあるタワー付近に近づいた野鳥達が熱により一瞬で黒焦げになるという事態が極めて多く発生しているとのことです。
▼中央のタワー

Photo:ИнфоГлаз
この問題は今わかったものではなく2014年8月にアメリカの魚類野生生物局がカリフォルニア州当局に対し、多くの野鳥が太陽熱発電所で死亡していることを指摘しており調査が完了するまで「Ivanpah Solar Power Facility」で新たな施設の建設を中止するよう求めていました。

運営しているブライトソース・エナジー(BrightSource Energy)社の発表では年間1,000羽余りの野鳥が死亡している計算になるなどとしているのですが、環境保護団体によると28,000羽と主張しており、魚類野生生物局が昨年視察では2分に1羽の割合で野鳥が死亡していることを確認したとしています。
野鳥が太陽熱発電所に集まる理由について魚類野生生物局は「光に虫が集まることでその虫を食べようと鳥類が引き寄せられているのではないか」と話しているといいます。
全く予想していなかった今回の野鳥の死亡について、防止するためには野鳥がタワー付近に近づけないよう柵等を設ける必要があるのですが、かなり巨大なモノになる可能性が高く建設コストの関係で非常に難しい問題が発生したと言えそうです。