
今月10日、人類史初の宇宙に打ち上げたロケットを地上へ返すという試験を行ったスペースX。試験は失敗したのですが、この時撮影された映像が先日公開されました。
SpaceX(スペースX)ことスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズは国際宇宙ステーションへ物資を送り届けるためケープ・カナヴェラル空軍基地から打ち上げたのは再利用可能なロケット「ファルコン9」です。
このロケットは本体を海上に設けられた船に垂直着艦させるという世界初の試験が行なわれました。結果は失敗したのですが、今回はその時に撮影された映像が公開されたので紹介していこうと思います。
こちらが着艦に失敗したファルコン9ロケットです。仮に成功した場合のCG動画を紹介します。
このように打ち上げ後、ロケット本体が大気圏に再突入し逆噴射をかけ着艦。そして、整備した後このロケット本体を再利用を目指すという初の試験になります。
動画からはAutonomous spaceport drone shipという専用の船の左舷後方から、ファルコン9が40度前後傾いた状態で甲板の過度に衝突、炎上したことが確認できます。失敗の原因についてロケット本体上部4カ所に備え付けられた格子状の安定翼(フィン)が着陸するまでに動作液を使いきってしまい結果このような墜落に至ったのではないかと同社CEOがツイッター上で明らかにしています。
個人的な意見としては当時横風も強くなくロケットは正しく船に誘導されているものの、フィンの燃料不足からか着陸位置が10数メートル離れてしまい、これをロケットエンジンで制御している間に落下速度が速くなり高度を保つことができず激突したという印象を受けます。(船が流されていた可能性も?)
またロケット自体は着艦の数秒前まで垂直状態で船まで誘導されていることも確認でき、着陸位置がずれていることで急激に推力を偏向したことで傾いてしまったものだと考えられます。

スペースX社の構想としては最終的に陸上に着陸を行うとしており、現在はその技術開発や安全性を考慮し海上にて着艦試験を行っています。同様の着陸試験は来月行なわれるファルコン9の打ち上げでも実施する予定です。
補足:スペースX、自社専用ロケット発射基地建設へ : ZAPZAP!
このロケットは本体を海上に設けられた船に垂直着艦させるという世界初の試験が行なわれました。結果は失敗したのですが、今回はその時に撮影された映像が公開されたので紹介していこうと思います。
こちらが着艦に失敗したファルコン9ロケットです。仮に成功した場合のCG動画を紹介します。
このように打ち上げ後、ロケット本体が大気圏に再突入し逆噴射をかけ着艦。そして、整備した後このロケット本体を再利用を目指すという初の試験になります。
動画からはAutonomous spaceport drone shipという専用の船の左舷後方から、ファルコン9が40度前後傾いた状態で甲板の過度に衝突、炎上したことが確認できます。失敗の原因についてロケット本体上部4カ所に備え付けられた格子状の安定翼(フィン)が着陸するまでに動作液を使いきってしまい結果このような墜落に至ったのではないかと同社CEOがツイッター上で明らかにしています。
個人的な意見としては当時横風も強くなくロケットは正しく船に誘導されているものの、フィンの燃料不足からか着陸位置が10数メートル離れてしまい、これをロケットエンジンで制御している間に落下速度が速くなり高度を保つことができず激突したという印象を受けます。(船が流されていた可能性も?)
またロケット自体は着艦の数秒前まで垂直状態で船まで誘導されていることも確認でき、着陸位置がずれていることで急激に推力を偏向したことで傾いてしまったものだと考えられます。

スペースX社の構想としては最終的に陸上に着陸を行うとしており、現在はその技術開発や安全性を考慮し海上にて着艦試験を行っています。同様の着陸試験は来月行なわれるファルコン9の打ち上げでも実施する予定です。
補足:スペースX、自社専用ロケット発射基地建設へ : ZAPZAP!